ルージュグラース エルフィンステークスへ!(2021/02/06)

昇級初戦

2021年02月06日(土)
中京競馬場
第10レース エルフィンステークス
芝1600m

という条件のレースに出走予定となった、ルージュグラースのレース展望をします。
前走、10月の未勝利戦で見事勝ち上がってくれたルージュグラースですが、それから中15週、昇級初戦でエルフィンステークスに出走することとなりました。エルフィンステークスと言えば、記憶に新しい無敗の牝馬三冠馬となったデアリングタクトが制したレースですね。今年は、京都競馬場が改修工事となっているため、中京での開催となりますし、例年通りのデータは当てはまらないとは思いますが、ここを勝って春のG1に参加したいところですね。

坂路 54.6-39.2-25.8-12.7 仕掛け
助手「本数は積んでいるので、全体時計が速くならないようにだけ気をつけました。坂路では手応えの割に動けませんが、普段Cウッドコースなどフラットなコースで乗った時はしっかり動けています。単純にトモの力不足だからでしょう。馬体重は426キロと戻っていますし、見た目もフックラしたように感じますが、今日やったことで少し減ってしまうかもしれません。前走後、福永ジョッキーに課題がないか聞いたところ『普段から体を起こして乗った方がいい』と助言があったので、その点を意識して進めてきましたが、徐々に改善しつつあるようには感じています。相手は強化されますが、この馬自身成長しているので、どんな走りを見せてくれるのか楽しみにしています」

ライバルは

エリザベスタワー

馬主有限会社社台レースホース
生産Shadai Farm/英
種牡馬Kingman
調教師高野 友和
騎手武 豊
デビュー戦、スタートは出負けして、行き脚つかず、後方からのレース。かかるような素振りはなく、4コーナーから直線に入り少し促すと馬なりで他馬をごぼう抜き。結構なスローペースだったにも関わらず、折り合いは問題ない気性。2走目でスイッチが入るかもしれないが、もし変わらないようであれば、1800~2000mくらいの方が向いてそうな印象。また、上り3ハロン2位とは0.5秒程の差が出ているが、2着以下の馬達は現状、結果が出ていないため、単純にメンバーレベルが低かった可能性が考えられる。普通であれば、先行馬に押し切られてもおかしくないレースだったのでは。単純に速い上がりが使えるのは強みだが、ペースが流れたときに、同様に速い上りを使えるのか、追走できるのか。という懸念があるため、そこまで脅威ではないように思う。

サトノルーチェ

馬主株式会社サトミホースカンパニー
生産社台ファーム
種牡馬ディープインパクト
調教師吉村 圭司
騎手幸 英明
スタート得意で好位でレースを進められそう。スローペースでも折り合いは問題なく、ディープ産駒であり、ある程度の速い上がりは使えそう。軽い馬場向きな印象であり、荒れた馬場をこなせるかがカギになりそう。

サルファーコスモス

馬主吉田 勝己
生産ノーザンファーム
種牡馬キングカメハメハ
調教師中内田 充正
騎手川田 将雅
スタートは問題なく、好位でレースを進められそうであり、好位でも速い上がりは使えるため、厄介な相手。ダービー3着コズミックフォースの全妹ですね。

ジェラルディーナ

馬主有限会社サンデーレーシング
生産ノーザンファーム
種牡馬モーリス
調教師石坂 正
騎手北村 友一
スタートは苦手で、毎回後方からレースを進めているが、ペースが流れて上りの時計がかかるようなレースは得意。パワーもありそうで、荒れ馬場はこなせそう。1800~2000mくらいの方があっていそうな印象。

ディヴァインラヴ

馬主窪田 康志
生産ノーザンファーム
種牡馬エピファネイア
調教師斉藤 崇史
騎手団野 大成
好位でレースを進められて、ある程度の上りも使えそう。荒れ馬場もエピファネイア産駒は得意なので、一発あるかも。

ヴェールクレール

馬主有限会社シルクレーシング
生産ノーザンファーム
種牡馬リオンディーズ
調教師高橋 亮
騎手福永 祐一
前向きな気性だが、前走は後方で折り合って脚を溜め、直線で末脚爆発するも、首差2着。レコード決着でも僅差の2着だったように、時計が出る馬場は得意。中京の今の荒れ馬場をこなせたら、やっかいな相手。スタートは得意なので、先行できそうだが、先行争いはしないような気はする。なお、出走レースでは全て上り3ハロン2位以内。デビュー戦からすべて福永騎手が騎乗しているため、心強いでしょう。

一応、気になる馬のレースを見ての感想です。ルージュグラースは想定だと伏兵扱いですね。確かに、デビュー戦と未勝利戦の2走だけだとあまり強そうには見えないとは思います。ただ、重い馬場もこなせそうで、長くいい脚は使えそうなので、今の中京は合っているんじゃないかなと思います。
先週の土曜日は外差し馬場でしたが、日曜日は、前残りのレースが多かった印象なので、この馬場状態が維持されていれば、先行有利。ルージュグラース自身、先行できそうだし、ある程度ペースが流れても、速い上がりは使えるでしょう。積極的に逃げたい馬はいなく、ミドルペースぐらいで流れるかなと思いますので、持久力勝負と想定すると、優勝まで期待できるんじゃないかなと思っています。
ただ、やはり気になるのは、ルージュグラースの状態。年明け、菜の花賞を目標に調整をしていましたが、調子を落としてしまったので、一旦放牧に出す予定だったものの、それからしばらく様子を見て、ちょっと前に調子が上がってきたので、エルフィンステークスを目標としました。
一番近くで見ているスタッフさんが問題ないということなので、信じたいとは思いますが、それだけがちょっと心配です。
相手は強そうに見えますが、実際には1勝クラスのメンバーなので、全てを味方につけて、ここを勝ち上がり、春のG1を目指してほしいですね!

がんばれ!ルージュグラース!!
岩田騎手!頼んます!!

この記事は東京サラブレッドクラブの許可を得て転載しています。

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