ナミュール 桜花賞 レース展望(2022/04/10)

世代の頂点へ

2022年04月10日(日)
阪神競馬場
第11レース 桜花賞 GⅠ
芝1600m

という条件のレースに出走予定となった、ナミュールのレース展望をします。
遂にクラシックの第一戦目である桜花賞の日が近づいてきました。このブログを書いている今はまだそんなに実感はないのでドキドキ感はあまりないですね。
ただ、桜花賞当日の指定席の先行申込や抽選期間中、そして抽選結果が出るまでは、かなりドキドキしていました。
阪神JF後に、“これは桜花賞に出走できる器だ”と確信してから桜花賞の応援旅行を計画して既に航空券や宿の予約はしていたので、一番のハードルが当日の入場権利でしたからね。出走の権利はどこかで取れるだろうと思っていましたし、その通り、チューリップ賞で権利を取ってくれたので、全てが揃いました。
チューリップ賞を優勝したわけですから、当然いろいろな記事にナミュールのことが記載されていて、嬉しい気持ちにもなりますし、凄いな~とどこか他人事のような感じもあります。

22/4/6  高野厩舎
6日は栗東坂路で追い切りました(54秒9-38秒5-24秒3-12秒0)。
「先週は思ったよりも時計が速くなったのですが、その後の調整はうまくいって、反動もなく馬は元気いっぱいです。今朝は横山武騎手に乗ってもらって坂路で追い切りましたが、もう強い負荷は必要ないでしょうし、単走で、周囲にも馬が少なくストレスのない状況でやっています。スタートからリズム良く入って、ラストまで馬なり。それでもゆったりしたペースの分最後はスイスイ進んで12秒0でした。その後はゲートの駐立確認まで行いましたが、ジョッキーも“すごくいい状態”と言ってくれました。馬体は少し減るかもしれませんが、筋肉は落ちていませんし、とてもいい出来だと思います」(高野師)

ライバルは

サークルオブライフ

馬主飯田 正剛
生産千代田牧場
種牡馬エピファネイア
調教師国枝 栄
騎手Mデムーロ
阪神JFで優勝、前走のチューリップ賞は3着とトップクラスの能力がある証ですね。チューリップ賞では馬場傾向を踏まえて先行したものの、追い出されてから瞬時に反応せずジリジリと伸び最内から捌いてきたピンハイに差されて3着という結果に。やはり後方から脚を溜めて長くいい脚を使う戦法が合っているのかもしれない。Mデムーロ騎手がどう乗るのか気になるところ。関東馬ということで前走と今回で二回続けての長距離輸送が一番の懸念材料か。当日の状態もチェックが必要か。

スターズオンアース

馬主有限会社社台レースホース
生産社台ファーム
種牡馬ドゥラメンテ
調教師高柳 瑞樹
騎手川田 将雅
赤松賞でナミュールと走り3着という結果。しかし当時の人気はこちらが1番人気と素質は確か。フェアリーSとクイーンCで共に2着とやはり世代では上位の能力を持っている。モタれる癖があり難しそうな馬だが、鞍上は川田騎手なのでその辺はうまい具合に乗ってくることでしょう。ただ、モタれを修正しながら乗るのはやはりロスが生じるため、その点が勝ち切るまでには至らないという結果なのかもしれない。

ピンハイ

馬主北畑 忍
生産ヒダカフアーム
種牡馬ミッキーアイル
調教師田中 克典
騎手高倉稜
前走のチューリップ賞では、13番人気でサークルオブライフを差しきり2着。10月の新馬勝ち以来の出走ということで全く意識していなかった馬なのですが、最内をグングンと割って伸びてくる末脚は凄かったですね。ただ、ピンハイも馬体が小さく出遅れ癖があるようなので、当日の状態はチェックが必要か。

プレサージュリフト

馬主有限会社 サンデーレーシング
生産ノーザンファーム
種牡馬ハービンジャー
調教師木村 哲也
騎手戸崎 圭太
無敗で前走のクイーンCを制覇した強烈な末脚を持っている馬ですね。こちらもハービンジャー産駒で巷ではハービンジャー産駒の当たり年と言われているようですね。こちらもゲートに課題があるようですが、その分末脚は凄いので、当日の走りに注目。初めての競馬場と輸送がカギになるか。私としてはオークス向きかなと思っています。初対戦なので怖い一頭ですね。

ライラック

馬主芹澤 精一
生産杵臼牧場
種牡馬オルフェーヴル
調教師相沢 郁
騎手福永 祐一
前走のフェアリーSでは最後方から凄い脚で差し込んで優勝。Mデムーロ騎手から福永騎手に乗り替わりのようですが、有力牝馬に福永騎手は怖いですね。去年の桜花賞でも乗り替わりでファインルージュに騎乗して3着という結果を残していますので、注意が必要でしょう。こちらも馬体が小さく、輸送がカギになりそうですね。
とまあこんなところでしょうか。恐らく当日はナミュールが一番人気になるのかなと想定しており、基本的には、この5頭が相手かなと考えています。
最大のライバルであるサークルオブライフについては、勝ち負けできる能力が備わっていることはわかっているので、やはり輸送後のテンションがカギになるでしょう。あとは、当日のポジショニングも気になるところ。
スターズオンアースについては、勝負付けは済んでいると思っているので、よほどのことがない限り先着はされないかなと思っていますが、川田騎手に替わってどこまでやれるかというところ。
ピンハイについても、かなりうまく乗ってというか捌いて最も伸びる最内を通っての差なので、やはり勝負付けは済んでいると考えています。こちらも当日嵌れば再度馬券内の可能性有かな。
プレサージュリフトについては、初対戦なので力関係はわかりませんが、何となくオークス向きかな~と思っているので初輸送、初競馬場、ペースが流れた場合の対応力が未知数なので何とも言えないですね。
ライラックについても、初対戦なので力関係はわかりませんがやはり輸送がカギになりそう。中山向きの馬なのかもしれませんが、牝馬との相性がいい鞍上なのでうまく立ち回ってきたら馬券内もあるかもしれません。
つまり、簡単に言うとナミュールが勝てる可能性高いんじゃね?ってことです。
ここ最近はチューリップ賞勝ちから桜花賞馬は誕生していないとのことですが、前哨戦に出走していなかった馬が一番強かったというパターンが最近の傾向でしたが、現状前哨戦を使わずに直行する馬で未知数な馬は見当たらないような気がします。チューリップ賞と桜花賞のペース等が異なる傾向にある。というのも説得力があるかなと思います。
じゃあ、今年はというと、今年は例年と違いほぼ桜花賞と言われたくらいの豪華メンバーで行われ、桜花賞寄りのペースが展開されたレースとなったと考えるならば、そんな中でも直線詰まりかけ追い出すまでに少々時間を要したものの、外に出されると瞬時に加速して2着には0.2秒差を付けるほど突き抜けたことを考えると、やはり一番強い可能性が高い。
ただ、どこかの記事で武史騎手が答えている通りまだ“出遅れない”とは言い切れないということもあり、そこが一番の課題ですよね。これについてはトレセンでも練習を重ねているみたいなので、武史騎手と馬の集中力に期待するしかないでしょう。
あとは、高松宮記念→大阪杯に1番人気で騎乗した武史騎手が結果を出せずにいることがかなり話題になっているようで、もしかしたら、この内容だけで結構単勝倍率は分散されるかもしれませんね。出資者としては嬉しい限りですが、鞍上へのプレッシャーは凄いと思いますので何とか平常心で挑めるように祈っております。
一口馬主5世代目で、初めてのクラシックへ恐らく一番人気での出走となります。
いつかはクラシックへ出走!を目標に一口馬主を続けていましたが、まさかこんなに早いタイミングで叶うとは思っていませんでした。
恐らく、一生に一度あるかないかという状況だと思いますし、計画通りに応援へ行くこともできることになりましたので、非常に楽しみです。
もちろん、勝ってほしいと思っていますが、どんな結果になったとしても、泣いてしまうと思いますし、当日を楽しみたいと思います。
最後に。
これは前走でも書いたことですが、単純に能力の差で負けてしまうのは諦められます。
が出遅れて能力を発揮できずに負けてしまう事だけは本当に悔しいので、何とか五分でスタートを切ってほしいと心から願っています。
ひとまず
ゲート内で後ろにモタれずに!!
集中して!!
直線で軽く全頭交わしちゃいましょう!!
がんばれ!ナミュール!!
横山武史騎手!頼んます!!
この記事はキャロットクラブの許可を得て転載しています。
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