ルージュグラース エルフィンステークス回顧(2021/02/06)

よくやった!

2021年02月06日(土)
中京競馬場
第10レース エルフィンステークス
芝1600m

という条件のレースに出走した、ルージュグラースのレース回顧をします。
勝負できる力はあるだろうと思っていたのですが、当日の午前中時点で10、11番人気をうろうろしていたので、まさかそのままの人気でパドック周回が始まるとは思っていませんでした。私の出資馬は人気がないことが多いのでいつもは馬券的においしいぞ、と思うんですが、今回はそれを通り越して、怒りがこみ上げてきました。さすがに人気なさすぎるだろ、何を見てるんだと。恐らく、弱いから“消し”ではなく、印をつけていくうちに印を回せなくなったのではないかなと勝手に思っていました。パドックが始まり、ルージュグラースの番、毛艶が悪く、腹回りも寂しい感じに映る。-18kgだし確かに人気ないのはわかるけど・・・。とにかく悔しかった。ここに出られる馬ではないと、否定されたようにも感じた。だから、結果で見返せ!と強く思い、返し馬を確認。太陽の光がまぶしそうで目をシュバシュバさせているように見えて、かわいかった。走りは確認できなかったけれども。
ファンファーレが流れて、ドキドキ。
スムーズにゲートイン。五分のスタートから

内の馬の様子を見つつ、逃げを選択

直後、若干かかっていたものの、徐々にうまく折り合いをつける

直線に入り、追い出し開始。馬場のいいところを選びながら、スパート

ムチの合図にこたえ、踏ん張る

残り100mあたりまで馬券内あるかも!と思わせるも

後方からレースをすすめた馬達に差されてしまい、5着でゴール

ゆっくり休んで

安田隆調教師
輸送で体が大幅に減ってしまいました。装鞍所で見ていても張りがなく、おなかも巻き上がっていたように状態は良くなかったと思います。正直なところ直線も早めに止まってしまうのではないかと不安に感じながら見ていましたが、よく頑張りました。この状態でこれだけ走れたことに驚いています。岩田康騎手は『返し馬でこの馬の特徴を完璧につかむことができました。ゲートを出てスピードに乗せるといいフォームで走っていましたし、他もこなかったので逃げたのですが、うまく抱えながらもマイペースで運べました。直線では意識的に馬場のいい外目のコースを通ったのですが、目標にされた分最後に止まってしまいました。一発を狙いにいったのですが、すみません。乗りやすいし、距離の融通も利きそうなタイプでこれから走ってきそうです』と話していました。このあとは放牧に出して立て直しますが、暖かくなるまで時間をかけて休ませるつもり。体調さえ戻ってくればもっといい走りができるようになるでしょう

まずは、よくやった!とほめてあげたい。12頭中11番人気で5着は、立派な結果でしょう。不当な人気でとにかくイライラしていましたが、結果で見返せて本当に良かったし、人気馬の馬券を購入した者、予想系Yutuber、そして新聞記者には心の中で中指を立てていました。まあ、本当は馬券内になってくれたら、もっと気持ちよかったのですが・・・。1着が5番人気、一度勝ったことがあるスンリが12番人気で2着、3着は8番人気で3連単は200万の超荒れでしたから、過剰人気がもたらした高配当と言えるでしょう。スンリが2着になったことで、ルージュグラースも力があることは証明できるのではないかなと思います。敢えて一つ注文をつけるとしたら、二、三番手に控えていたらどうなっていたかなということ。まあ、そうなった場合どれくらいのペースだったかはわからないので、文句はありませんし、むしろ「返し馬でこの馬の特徴を完璧につかむことができました」と言っている岩田騎手は凄いし、一発狙ってうまく乗ってくれたことに感謝したいです。
-18kgで毛艶も悪く、調子は良くなかったに関わらず、ある程度の結果を出せたのは、能力の証でしょう。まずは、暖かくなるまで時間をかけて立て直す予定みたいなので、馬体回復を第一にゆっくり過ごしてほしいですね。

ひとまず
ルージュグラースさん、お疲れさん!!
岩田騎手!ありがとうございました!次走もお願いします!!

この記事は東京サラブレッドクラブの許可を得て転載しています。

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